1. 分子の並進運動と衝突速度

概要

 気体中の分子の並進運動と分子間衝突の問題は、気体の物性 (状態方程式・拡散係数・粘性率など) や気体中の化学反応速度を理解するための基礎である。 本演習では気体分子の平均飛行速度、分子間衝突の頻度、 平均自由行程などの基礎量を具体例について計算することで、 分子の並進運動に関する理解を深めることを目的とする。
 発展課題では、分子の三次元並進運動のボルツマン分布から、 並進速度のマクスウェル分布と平均並進速度を導く。

演習問題

演習問題 / 発展課題 1

参考

アトキンス 物理化学 8 版 21·1 (p. 804~), 24·1 (p. 932~)  [6 版 1·3 (p. 23~), 27·1 (p. 892~)]